コーポレートサイトやECサイト、アフィリエイトサイトなどをインターネットで閲覧していると、多種多様なバナーが表示されます。
バナーとは、閲覧しているサイトとは別のサイトや、コンテンツに誘導する時に表示される宣伝です。
その中でも、特に多く表示されるバナーに、ポップアップバナーがあります。
最近では、ポップアップバナーによってマーケティングを行う企業もあり、ポップアップバナーに注目が集まっています。
ここでは、ポップアップバナーとは何か、ポップアップバナーの種類にはどのようなものがあるのかなどについて解説します。
ポップアップバナーについて
ここでは、そもそもポップアップバナーとは、どのようなバナーなのかについて触れていきます。
ポップアップバナーとは
ポップアップバナーとは、ポップアップ広告とも呼ばれる宣伝広告の一種です。
ポップアップバナーは、サイトを閲覧していると唐突に画面に表示され、別のサイトやコンテンツの情報を宣伝します。
そして、ユーザーに対して、宣伝しているサイトやコンテンツへ移動するように促します。
ポップアップバナーが表示されるタイミングは、ユーザーからしてみれば、一見ランダムであるかのように感じます。
ですが、ポップアップバナーが表示されるタイミングや、画面上のどの部分に表示するか、といったことが、実は緻密に計算されています。
最近では、ポップアップバナーを利用したマーケティングを行っている企業も多くあり、企業の宣伝活動の要となっています。
ポップアップバナーはカテゴリーにとらわれない
ポップアップバナーで表示される宣伝内容といえば、ECサイトの案内やさまざまな商品情報を真っ先に思い浮かべる方が多いことでしょう。
しかし、ポップアップバナーで宣伝される内容は、それだけに留まらず、情報サイトや企業サイトへの誘導にも役立ちます。
さらに、ポップアップバナーを利用した宣伝を行えば、例えばメルマガの登録や、サブスクリプションサービスの契約に繋がったりするので、コンバージョン率を向上させることができます。
また、ポップアップバナーの表示により、企業が提供しているサービスに関する資料を、ユーザーにダウンロードさせたりすることも可能です。
このように、ポップアップバナーは、ユーザーに対して、コンバージョンを促進させる効果的なマーケティング手法の1つであると言えます。
ポップアップバナーの表示は適切に
ポップアップバナーは、優れたマーケティング方法ではありますが、多用し過ぎると、逆にユーザーに対して嫌悪感を与えてしまいます。
その結果、そのサイトから離脱させてしまい、ユーザーに閲覧して欲しい情報まで到達させることができなくなってしまいます。
このような背景もあり、ポップアップバナーを利用する時は、どのタイミングで、画面のどこに表示させるのかをよく検討することが重要です。
例えば、ECサイトで商品を購入するか迷っているユーザーに対して、適切なタイミングで類似商品あるいは付属商品を案内するポップアップバナーを表示させることができれば、コンバージョンを高めたり、売上を向上させることに一役買うことができるでしょう。
ポップアップバナーの4つの種類
ポップアップバナーにもいくつか種類があります。
各々どのような特徴があるのか抑えておきましょう。
ライトボックス
ライトボックスは、閲覧しているサイトの画面をぼかして、最前面にポップアップバナーを画面中央に表示することで、宣伝情報をユーザーに伝える形式です。
画面中央に表示されることで、ユーザーに対して視覚的に宣伝情報を訴えかけることができます。
そのため、利用用途としては、サイト運営側からユーザーに重要なことを伝える時に使用されることが多いです。
スライドイン
スライドインは、閲覧画面の一部にポップアップバナーをスライドさせて表示させる形式です。
画面の一部に自然にスライドさせてポップアップバナーを提示できるので、ユーザーに嫌悪感を抱かせる懸念がありません。
ユーザーに対して、できるだけ自然にアプローチしたい場合に役立つポップアップバナーです。
フルスクリーン
画面全体にポップアップバナーを表示させることで、ユーザーに対して、強いメッセージを伝えられます。
しかし、伝えたいメッセージがユーザーにとって重要ではない場合、ユーザーはそのサイトに対して、苦手意識を抱く可能性があります。
そのため、フルスクリーンでポップアップバナーを表示させる場合は、事前によく検討する必要があります。
フローティングバー
フローティングバーは、そのサイトの閲覧ページの上部あるいは下部に、固定で表示されるポップアップバナーです。
閲覧ページの一部のみに、ポップアップバナーをバー状に表示させることができるので、ユーザーがサイトのページを閲覧するのを邪魔することなく、宣伝情報を伝えられます。
ポップアップバナーを利用する4つのメリット
ここでは、ポップアップバナーを利用すると得られるメリットについて解説します。
CVR(コンバージョン率)を改善する
第一のメリットとして、コンバージョン率を改善させることができます。
ポップアップバナーを、適切なタイミングで、しかもその情報が、ユーザーの欲しがっている内容であれば、そのポップアップバナーを介して、商品の購入やサブスクリプションサービスの契約を獲得できる可能性があります。
そのため、コンバージョン率を向上させられます。
適切なポップアップバナーは直帰率を低下させる
第二のメリットとして、直帰率を下げられます。
直帰率とは、そのサイトの最初のページを閲覧して、すぐに他のサイトへ移動したり、そのサイトを閲覧している時間が短く、早期にサイトの閲覧を辞めてしまう確率のことを指します。
ポップアップバナーの表示の仕方やタイミングが適切な場合、ユーザーの直帰率を低下させることができます。
ダウンロードページなどへのフォーム遷移率を向上させる
第三のメリットとして、フォーム遷移率を向上させられることです。
フォーム遷移率とは、資料ダウンロードページなどのフォームページへ遷移する確率のことです。
的確なポップアップバナーの表示は、ユーザーに対してその企業や、関連するサービスに関して、さらに詳しく知りたいという欲求を掻き立てることが期待できます。
そのため、フォーム遷移率を上昇させられます。
適度なポップアップバナーはサイトからの離脱率を下げる
第四のメリットとして、サイトの離脱率を低下させる効果があることです。
離脱率とは、そのサイトへアクセスしたユーザーが、早期にブラウザを閉じてしまったり、他のサイトへ移動してしまう確率のことです。
離脱率は、低ければ低いほど良いパラメータです。
タイミングや表示の方法が適切なポップアップバナーの場合、離脱率を低下させることができます。
そのため、ポップアップバナーを表示するタイミングについて緻密に計画を立て、提供する情報の内容も精査しておく必要があるでしょう。
ポップアップバナーの活用事例
ここでは、実際にポップアップバナーを活用して、成果を得られるケースを解説します。
クーポン情報などのお得情報の表示する
ポップアップバナーには、単に商品情報を掲載する以外にも、クーポンコードを表示させたり、安売り情報を展開できるという特徴があります。
そのため、コンバージョン数を上げることも可能です。
また、ユーザーがサイトから離脱するタイミングを見計らって、ポップアップバナーを表示させることで、ユーザーがサイトから離脱することを思い留める効果もあるでしょう。
注意を促したりお知らせなどを表示する
ポップアップバナーは、ユーザーに対して、特に意識して欲しい情報を提示するための宣伝方法として優れています。
そのため、ポップアップバナーを利用して、ユーザーに注意喚起を促したり、重要なお知らせを通知することに、非常に適しています。
したがって、ユーザーに確実に知らせたい情報は、ポップアップバナーを利用することをオススメします。
カゴ落ち防止を促進させる
カゴ落ちとは、ECサイトを利用したショッピングにおいて、カート内に商品を残した状態で、ECサイトを離脱してしまうことを意味します。
ポップアップバナーを表示し、カート内に商品が残っていることを、ユーザーに伝える仕組みにしておけば、カゴ落ちを防止することに繋がり、そのECサイトの売上に貢献できます。
検索機能の設置
ポップアップバナーは、単に商品情報やクーポンコードを表示させるだけでなく、検索機能を実装することもできます。
検索機能については、そのサイト上に設置されていることが大半だと思います。
しかし、サイトのデザイン面から言って、検索機能を設置しない方が良いケースがあります。
その場合は、ポップアップバナーに検索機能を設置しましょう。
そうすることで、サイトのデザイン性を維持しつつ、サイト上の検索機能も担保することができます。
ここまで、ポップアップバナーとは何か、ポップアップバナーの種類、ポップアップバナーを利用するメリットなどについて解説してきました。
この記事のポイントを整理すると以下の通りです。
- ポップアップバナーとは、ポップアップ広告とも呼ばれる宣伝広告の一種。
- ポップアップバナーには、ライトボックス、スライドイン、フルスクリーン、フローティングバーの4種類がある。
- ポップアップバナーを利用するメリットは、コンバージョン率の向上や、資料ダウンロードページへ遷移させたりといったことがあげられる。
- ポップアップバナーの活用方法は、クーポン情報を提示したり、注意喚起を促したりといったことが示せる。
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