grip spaceは、離脱防止機能やポップアップコンテンツを通じて、コンバージョン率(CV率)をアップすることを目的としたツールです。
このようなツールは、ECサイトへの導入が一般的なイメージですが、実際は、コーポレートサイトやサービス紹介サイトへの導入した場合にも効果が期待できます。
たとえば、当社では自社サイト、
https://coding-labo.jp/ にgrip spaceを導入しました。
その結果、導入前と比較して、CV率が60%以上改善する効果が得られました。
本記事では、grip spaceの具体的な導入効果と施策内容について詳しく説明します。
導入前のアクセス状況
導入前の当社サイトでは、以下の課題がありました:
- 直帰率が高い:1つのセッションでの平均ページビュー(PV)は 1.5 と低迷し、回遊がほとんどされていない状態でした。
- フォームの離脱率が異常に高い:フォームまで到達するものの、入力途中で離脱するユーザーが多い状況でした。
施策内容
CVしているユーザーの特徴を分析したところ、以下の行動傾向が明らかになりました:
- 複数ページを閲覧した後にCVするケースが多い。
- 特に「価格ページ」や「制作実績ページ」を閲覧した後にCVする傾向が強い。
これを踏まえ、以下の施策を実施しました。
施策 1: サービスページへの誘導強化
TOPページに「サービスページ」や「ECサイト制作サービスページ」への誘導バナーを掲出しました。
施策 2: 価格ページからのポップアップ表示
CVユーザーの多くが「価格ページ」を閲覧していることから、一定時間「価格ページ」を閲覧したユーザーに対し、「見積依頼ページ」へのポップアップコンテンツを表示しました。
施策 3: 制作実績ページからのポップアップ表示
「制作実績ページ」を閲覧しているユーザーがCVしやすい傾向を受け、一定時間「制作実績ページ」を閲覧したユーザーに対して「オンライン相談ページ」へのポップアップコンテンツを表示しました。
施策 4: フォームの離脱防止対策
フォームの離脱率改善を目的に、各フォームに「資料ダウンロードで10%OFF」の離脱防止バナーを掲出しました。
導入後の効果
これらの施策を実施した結果、以下の効果が得られました:
- 1セッションあたりの平均滞在時間:大幅に向上。
- 離脱率:改善。
- CV率:60%以上の改善を達成。
今後の施策
さらに効果を高めるため、以下の施策を予定しています:
1. TOP ページでの誘導コンテンツ強化
CVユーザーの傾向を踏まえ、TOPページに「スケジュール」「価格」「実績」ページへの誘導バナーを追加します。
2. リターゲティングによる誘導強化
短期間に複数回訪問しているユーザーに対し、以下の条件で誘導バナーを表示します:
- 「価格」ページが未閲覧の場合:「価格」ページへの誘導バナーを表示。
- 「スケジュール」ページが未閲覧の場合:「スケジュール」ページへの誘導バナーを表示。
これらの施策により、「スケジュール」「価格」「実績」ページのPV数をさらに向上させることを目指しています。
もしマーケティングツールをお探しであれば、grip spaceをお試しください。