
EC-CUBE でネットショップを運営していると、 商品そのものの購入導線だけでなく、 「お問い合わせ」「見積依頼」「法人・卸取引の申し込み」「サンプル請求」 といったフォームからの反応が、 売上や取引拡大のきっかけになる場面が数多くあります。 ところが、 EC-CUBE 標準の問い合わせ機能は項目のカスタマイズが難しく、 用途に合わせたフォームを増やそうとすると テンプレートの編集や開発が必要 になりがちです。 さらに、 せっかく問い合わせが来ても 「その人・その企業が、 どのページを見て・どんな経緯で申し込んだのか」 が分からない ため、 商談や追客につなげにくいという課題もあります。 本コラムでは、 ノーコードでフォームを作成・設置でき、 成果につながった経緯まで可視化できる EC-CUBE プラグイン「Grip Contact Form(GripForm)」 の特長・機能・導入の流れを解説します。
ネットショップの「フォーム」は、作るのも成果を追うのも手間がかかる
ネットショップでは、 購入フローの外側にあるお問い合わせ・見積依頼・法人取引・卸・サンプル請求・製品に関する相談 といったフォームが、 新規取引や単価の大きい商談のきっかけになります。 ところが EC-CUBE 標準の問い合わせは、 項目の追加や用途別フォームの作り分けが難しく、 「商品ページ専用の問い合わせ」 「法人向けの見積フォーム」 といった出し分けをしようとすると、 テンプレートの編集や個別の開発が必要になりがちです。
もう一つの課題が、 「成果の経緯が見えない」 ことです。 フォームから問い合わせが届いても、 それが どの企業から・どのページを見て・どんな流入経路で送られたのか は、 通常の EC-CUBE の画面や GA では分かりません。 とくに BtoB・卸・法人取引では、 相手が「どんな会社で、 どれだけ関心を持っているか」 を掴めるかどうか で、 その後の商談の質が大きく変わります。 フォームを手軽に作れること と、 その成果の経緯まで追えること ── この 2 つを同時に満たすのが、 今回のプラグインです。
「Grip Contact Form(GripForm)」プラグインとは
「Grip Contact Form(GripForm)」 は、 ドラッグ&ドロップのノーコードビルダーでお問い合わせフォームを作成・設置できる EC-CUBE 向けプラグインです。 EC-CUBE 4.2 系・4.3 系(PHP 8.1 以上) に対応し、 EC-CUBE 公式のオーナーズストア(販売価格 15,000 円・税込)で提供しています。 提供元は grip space を開発する ibis studio K.K. です。
最大の特長は、 HTML やテンプレートの編集をせずに、 管理画面の中だけでフォームが完成する こと。 テキスト・メール・電話・住所・選択肢・ファイル添付など 10 種類以上のパーツを並べるだけで、 用途に合わせたフォームをいくつでも作成・設置できます。 さらに、 任意で grip space と連携すれば、 サイトに訪問した企業の可視化と、 フォームからの成果(CV)の計測が一本化され、 「どの企業が・どんな経緯で申し込んだか」 までを管理画面内のレポートで確認できます(連携しなくても、 フォームの作成・設置・受信は利用できます)。

3ペインのビジュアルビルダー。左のパーツを並べるだけで、確認画面・完了画面まで含めたフォームが作れます。
できること ── ノーコードビルダー・EFO・3通りの設置・問い合わせ管理
このプラグインでできることは、 大きく次の 4 つです。
① ノーコードのフォームビルダー ── テキスト/テキストエリア/メールアドレス/電話番号/住所/セレクトボックス/ラジオボタン/チェックボックス/日付/数値/URL/ファイル添付/規約同意など、 10 種類以上のパーツをドラッグ&ドロップで配置。 項目ごとの必須設定や、 メールアドレスの確認用再入力欄にも対応します。 CSS も HTML も書かずに、 プロ品質のフォームが完成します。
② 入力補助(EFO)とスパム対策を標準搭載 ── リアルタイムのバリデーション、 未入力の必須項目のハイライト、 電話番号・メール・郵便番号の半角自動変換、 ふりがなの自動変換、 入力途中の離脱警告・自動保存、 送信エラー時の該当項目への自動スクロールなど、 入力ストレスを減らして完了率を高める EFO を機能ごとに ON / OFF できます。 表示は PC / タブレット / スマホで自動最適化され、 reCAPTCHA でスパム投稿も防げます。

確認画面・リアルタイムバリデーション・住所自動入力などの EFO を標準搭載。入力途中の離脱を防ぎます。
③ 3 通りの設置方法と、 商品ページ連携 ── 作ったフォームは、 ショートコード [grip_form id="..."]、 レイアウト管理で置けるブロック、 Twig 関数 grip_form('...') の 3 通りで設置できます。 表示方法(インライン/ボタン+モーダル)はフォーム設定で一括切替。 さらに商品詳細ページに置いたフォームには、 商品名・商品 ID・商品別 URL が自動で挿入されるため(商品別お問い合わせテンプレートを同梱)、 「どの商品についての問い合わせか」 が一目で分かります。
ネットショップでは、 「この商品について質問したい」 「この商品の見積が欲しい」 「在庫・納期を確認したい」 といった声が商品ごとに発生します。 GripForm なら、 商品詳細ページのテンプレートに問い合わせフォームを 1 つ置くだけ。 閲覧中の商品の商品名・商品 ID・商品別 URL がフォームに自動で入るので、 商品ごとに個別のフォームを作らなくても、 すべての商品でそのまま「その商品専用のお問い合わせフォーム」として機能します。 同梱の「商品別お問い合わせテンプレート」を使えば設置はさらに簡単。 届いた問い合わせには商品情報がひもづくため、 「どの商品についての問い合わせか」 が管理画面で一目で分かり、 対応もスムーズです。
④ 問い合わせ管理 ── 送信内容は管理画面で一覧・詳細表示でき、 対応状況(未対応/対応中/対応済)の管理と CSV 出力に対応。 管理者宛の通知メールと、 問い合わせ者への自動返信メール(件名・本文・差出人・Reply-To・CC・BCC)も設定できます。
grip space 連携で「どの企業が・どんな経緯でCVしたか」まで分かる
フォームは grip space と連携しなくても、 いくつでも無制限に作成・設置できます。 そのうえで grip space と連携すると、 フォームが「成果を見える化する入り口」に変わります。 連携キーで接続し、 計測タグが全ページへ自動挿入されるため、 テーマの編集は不要です。
訪問した企業が「誰か」分かる ── IP アドレスから訪問企業を自動判別し、 EC-CUBE の管理画面に表示。 これまで匿名の PV でしか見えなかった訪問者を、 「株式会社◯◯が本日訪問」 と会社単位で可視化します。 GA では見えない、 BtoB・卸・法人取引のマーケティングの土台になります。

訪問企業を会社単位で可視化。会社名をクリックすると、いつ・どのページを見たかの訪問履歴まで確認できます。
CV した顧客が「たどった経緯」まで分かる ── フォームごとに連携を ON にすると、 送信が grip space の CV(コンバージョン)として記録されます。 CV したコンタクトが どこから来て・どのページを見て・どんな経緯で申し込みに至ったか(流入元〜訪問履歴〜訪問企業) まで確認できるため、 「問い合わせが来た」で終わらず、 商談・追客の質を高められます。

アクセス概要・流入元/デバイス別・ファネル(セッション→フォーム到達→CV)・月間/年間の推移まで、管理画面内のレポートでネイティブ表示。
レポートは管理画面内にネイティブ表示され、 アクセス概要・アクセス元/デバイス別・ファネル(セッション→フォーム到達→CV)・個別ページ/月間・年間の推移グラフ・訪問企業一覧・業種別・都道府県別のアクセス分析 を確認できます。 なお、 連携できるフォーム数はフリープランで 1 フォームまで(上位プランで拡張)。 まずは無料で連携を体験できます。
※ 数値はイメージです。実際の効果は施策や商材によって異なります。
導入の流れと入手方法
導入から公開まではシンプルです。
ステップ 1: プラグインをインストールして有効化 ── EC-CUBE のオーナーズストアから「Grip Contact Form(GripForm)」を購入し、 管理画面のプラグイン管理からインストール・有効化します。 管理メニューに「フォーム」 が追加されます。 フォームの作成・設置・受信はプラグイン単体で動作し、 grip space アカウントは不要です。
ステップ 2: フォームを作ってノーコードで編集・設置 ── 「フォーム」メニューからフォームを作成し、 パーツを並べてデザイン・EFO・確認画面・メールを設定。 ショートコード・ブロック・Twig 関数のいずれかで、 表示したい場所に設置します。
ステップ 3:(任意)grip space に連携して成果を可視化 ── 「設定」から連携キーで grip space に接続し、 フォーム一覧で「連携する」を有効化すると、 訪問企業の可視化と CV の計測が始まり、 レポートで成果と経緯を確認できます。
- ネットショップの問い合わせ・見積・法人取引フォームは、 作り分けの手間 と 成果の経緯が見えないこと が課題になりやすい。
- 「Grip Contact Form(GripForm)」 は、 ドラッグ&ドロップのノーコードビルダーでフォームを無制限に作成・設置でき、 EFO・確認画面・reCAPTCHA を標準搭載。 EC-CUBE 4.2 / 4.3 系対応の有料プラグイン(15,000 円・税込)。
- ショートコード・ブロック・Twig 関数の 3 通りで設置可能。 商品詳細ページに 1 つ置くだけで商品名・ID・URL を自動挿入し、 商品ごとの「専用お問い合わせフォーム」を量産せずに実現。 問い合わせは対応状況の管理と CSV 出力に対応。
- 任意の grip space 連携で、 訪問企業の可視化と、 CV した顧客がたどった経緯(流入元〜訪問履歴〜訪問企業) まで可視化。 フリープランで 1 フォームから無料で連携を体験できる。
「Grip Contact Form(GripForm)」 プラグインは、 EC-CUBE 公式のオーナーズストアで提供しています。 対応バージョンや詳細は、 以下のプラグインページからご確認いただけます。
EC-CUBE オーナーズストアで「Grip Contact Form」を見る
grip space では、 EC-CUBE や BtoB サイトの「成果につながる導線」 を、 フォーム・アクセス解析・訪問企業の可視化などのかたちで幅広く支援しています。 フォーム施策や来訪企業の可視化についてのご相談は、 以下のフォームからお気軽にどうぞ。